director's voice

福月洋装店/服

Q1
神奈川県大磯町でおひとりで服の制作をされている福月洋装店さん。
「工房からの風」には、どのような出品をされますか?

A1
生地を仕入れてデザインから型紙、縫製、仕上げまで全てを1人で行っています。
長く着て欲しいのでデザインはシンプルに、素材は良いものを使うようにしています。

生地は日本の工場で作られたものにこだわっています。
今回の展示会では柿渋染めや炭染め、荒炊き染めといった染め上がりに表情のある生地を多めに使いました。
また、出身地新潟の亀田縞という綿の先染織物はとても丈夫なので、力の掛かる内衿、カフス裏等に使い自分だけの見えないおしゃれを楽しんでもらえたらと思います。

暮らしの中でこんな洋服があったらいいなとか、お客様からの何気ない言葉から発想を膨らませたものをデザインに落とし込んでいます。
一部アイテムはデザイン展開して、メンズ対応もしています。


ウエストタックシャツワンピース
ローウエストの切り替えとたっぷりしたスカート部分が大人っぽいアイテム


長袖シャツ
DIY、園芸、畑仕事などおしゃれに作業したくて作りました。


五分袖ワンピース
夏は1枚で、寒くなったら長袖カットソーとスカートやパンツと合わせて、一年中着れるワンピース。


3wayカシュクール
前のボタンの留め方で3通りの着こなしが出来ます。

Q2
大切にしている工藝品(古いものでも、新しいものでも結構です

A2
庄三郎の裁ち鋏と糸切り鋏です。
ブランドを立ち上げてから最初の誕生日プレゼントで主人から贈られました。
それまではロータリーカッターや海外ブランドの布用鋏でした。
重さが全く違うので最初は親指の付け根にタコが出来たり手首が痛くなりましたが、今ではこの重さが安心感に繋がり綺麗に早く裁断出来るようになりました。

服作りに、鋏は肝!ですね。
素敵な贈り物。

福月洋装店さんのブースは、ニッケ鎮守の杜、galleryらふとの参道をはさんだ側。
木工の福田陽平さんの近くです。
フィッティングもできるように構成くださいます。

福月洋装店さんも映像に加わっています。
→ click

ホームページはこちらです。
→ click